需要が高まる業務用空気清浄機!家庭用との違いと選ぶポイントをまとめてみました

新型コロナ感染症がまん延している今現在、注目が集まっているのが空気清浄機です。病院はもちろんのこと、レストランや習い事の教室などさまざまな業種でその設置が検討されていることでしょう。お客様や利用者の皆さんが安心できる空間をつくることは今必須条件ともなってきています。ただ安いものでもないため、考えなしに買い求めるものでもありません。 家庭用の空気清浄機と業務用に違いがあるのか、選ぶポイントにも注目してまとめてみました。

1. 業務用空気清浄機と家庭用空気清浄機との違い

まず業務用と家庭用の空気清浄機の違いとはどんなところにあるのでしょうか?業務用というと、埋め込み式のものが従来多く見られます。天井に埋め込まれたタイプがオフィスでよく採用されているでしょう。しかし設置したい場所の広さによっては設置型のものでも十分だと考えられます。

家庭用と業務用のものであれば、やはり業務用を選択するべきでしょう。なぜかというと家庭用との違いを考えて、そこの問題をしっかりクリアにしたものだからです。

家庭用との違いとはパワーとサイズになります。業務用とされているものは、広い場所でたくさん人の集まる環境を一気にきれいにできる性能を兼ね備えているものになります。また設置やメンテナンスを業者にお願いできることが多いのもメリットです。

2. 業務用空気清浄機の選ぶポイント

業務空気清浄機を選ぶ時のポイントを次にまとめてみます。

2-1. 設置方法

業務用空気清浄機は設置方法の選択肢もいろいろあります。先に述べた天井に埋め込むタイプ、吊り下げ式、設置型(キャスター付き)などです。天井に埋め込むタイプのものは後で設置することが難しいのですが、設置場所をとらずパワーも強いので広いオフィス向きです。

また見た目に空気清浄器を設置していることがわかるほうが、施設利用者やお客様の安心につながるようなら、設置型のものを空間のイメージにあったデザインで選ぶのがよいでしょう。

1-2. 広さに合ったパワー力

一番大事なポイントは、機器のパワーが設置する部屋の広さに合っているものであるかどうかです。家のリビング用のものを置いても、かなりの広さを有するカフェでは役に立ちません。6畳用のエアコンを12畳の部屋に設置してもパワーが弱くて利きが悪くなるのと同じです。小さなものを設置する場合には数台設置するなど、工夫しましょう。

1-3. どんな機能を重視するか

空気清浄機は空気をキレイにするための機器です。しかしそれぞれ得意分野があります。脱臭機能、ほこりや花粉を除去する機能、抗菌・抗ウイルス機能など数ある機能の中で、どれを重視したいかを考え製品を比較検討しましょう。

1-4. お手入れの手軽さ

お手入れが簡単なものを選ぶのもポイントです。数台設置するならなおさらです。空気清浄機にはフィルターやファンがあり、臭いやほこりなどを取り除く方法によってお手入れが必要なものも変わってきます。コストと相談しながらお手入れの手間がかからないものを選択していくのがよいでしょう。

3. 業務用空気清浄機機能別考察

最後に、性能別に空気清浄機がどんなことをしてくれるのかまとめておきます。何を重視して商品を選ぶのかの参考にもしてください。

3-1. 脱臭

においを好まないスペースはたくさんあります。とくに動物がいるカフェやスポーツジムなど特有のにおいを除去したいところには脱臭機能は欠かせません。

しくみとしてはフィルターに臭いを吸着させる、光触媒技術でにおいを分解・除去する、またイオンを発生させてにおい成分と結びついて浄化する、などがあります。

3-2. ほこりや花粉除去

最近はPM2.5まで除去できることが重要になってきています。人の出入りの激しい空間にはこの機能に長けていることが重要になってくるでしょう。ほこりや花粉を集めてろ過する方法と、イオンを放出して汚れと反応させることで不活性化する方法があります。前者にはファンを使って空気を集めてフィルターでろ過してきれいな空気を吐き出すものと、静電気でほこりなどを吸い取り集める方式のものがあります。

どれがとくに効果が高いということは一概に言えませんので、製品ごとのほかの特性を見極めて判断しくのがよいでしょう。

3-3. 除菌・ウイルス除去

今はこれがとくに必要とされている要素でしょう。ウイルスや菌の除去の方法もだいたい脱臭のそれと同じになります。ここで注意したいのは、フィルターの性能です。フィルターの網目が大きいと固有のウイルスなどは楽々と通過してしまうことになります。

ここで注目したいのがHEPA フィルターです。これは高性能空気フィルターのことで、日本産業規格の厳しい条件をクリアしたものです。このフィルターを採用しているものは一定の集じん力を保証しています。またフィルターの特性として抗菌・抗ウイルス性能を高めたことをうたっているものもあります。それぞれどんなフィルターが採用されているかも吟味してみましょう。

3-4. 加湿

加湿器の機能もはたしていると便利です。加湿されることでウイルスや菌が繁殖しにくい環境をつくることもできます。

4. まとめ

以上、今とても需要が高まっている業務用の空気清浄機に関して、家庭用との違いと購入する際のポイントをまとめてみました。業務用空気清浄機の役割もあげてみましたのでそれぞれの性能に関して重視したい点を考え、製品を検討比較してみてください。 「株式会社プロテック」では豊富な経験と実績で電化製品の修理を行っております。さまざまな特殊な資格を持った専門家があらゆる電化製品の不具合に対応いたします。空気清浄機のご相談もぜひお寄せください。