エコキュート・電気温水器の違いについて詳しくご紹介!

エコキュートという名前をよく耳にするけれど、電気温水器との違いがいまいちわからない、という方もいることでしょう。エコキュートはお湯を沸かすためのシステムであり、一見電気温水器と同じようにみえます。しかしエコキュートには、さらなるメリットがあるのです。 このコラムではエコキュート、そして同じように温水を作る電気温水器と違いなどについて紹介していきましょう。

1. エコキュートとは

エコキュートは、電気を使ってお湯を沸かすシステムです。エアコンなどにも利用されている、ヒートポンプという技術を使っています。室外機に設置されたファンが外気の熱を取り込み、空気熱交換器の自然冷媒がそれを吸収しその空気でお湯を温めます。

2. 電気温水器とは

電気温水器では、電気のみを使って温水をつくるシステムです。電熱ヒーターが熱と水を交換し、お湯になります。超水タンクと一体化していて、タンク内に設置されたヒーターを電力で熱することにより、温水がつくられます。大きなポットと思えばわかりやすいでしょう。

3. エコキュートと電気温水器の違い

電気でお湯を作るという点においては、エコキュートも電気温水も同じです。ただエコキュートは電力だけでなく、外の空気を利用したり夜間など電気代が安い時間に温水を作ったりできるため、電気の使用量が変わっていきます。

4. 電気温水器からエコキュートにするメリット

よく話題になるエコキュートですが、電気温水器からの乗り換えにはどのような利点があるのでしょうか。以下からはエコキュートにおける主なメリットを、詳しくみていきましょう。

4-1. 電気代が安くなる

電気温水器からエコキュートに変えるメリットはさまざまなものがありますが、一番のメリットとして電気代の違いがあります。エコキュートに変えると、大幅に電気代が安くなるのです。

4-2. 省エネで環境に優しい

エコキュートの場合電気代の節約はもちろん、省エネに一役かっています。環境保護の観点においても現代にあった、新しい省エネタイプの温水設備といえるでしょう。また災害の際に電気やガスがとまったとしても、空気で温まった温水はそのままタンクに残るので、温かいお湯がしばらく使えます。

4-3. 補助金の申請ができる

再生エネルギーを使用していることで、地域によっては設置のための補助金が支給されます。ただしその金額や対象条件などは自治体の条例によって変わるため、事前に確認をしておいた方がよいでしょう。

5. 電気温水器からエコキュートにするデメリット

よいことが多いエコキュートへの乗り換えですが、エコキュートにもデメリットは存在します。以下からはデメリットとしてどのようなことが考えられるか、詳しくご紹介していきましょう。

5-1. 場所をとる

エコキュートは通常の給湯器に比べてサイズが大きいので、設置場所が確保できなければ導入はできません。またヒートポンプと貯湯タンクの両方を設置するため、かなり広めの場所が必要です。家族の人数・使用頻度にあわせてサイズを選べるので、あらかじめどのサイズが適切かを知っておく必要があります。

5-2. 音がでる

エコキュートは作動中、わずかですが低周波の音がでます。気にならない人もいますがその設置場所はよく考えておくべきです。たとえば寝室の近くなどに置くと夜中に湯を作る場合、その音が気になるかもしれません。また隣接する近所の方に迷惑をかけない場所か、配慮しておいた方がよいでしょう。

5-3. 価格が高い

ガス給湯器などが50,000円前後で設置できるのに対して、エコキュートは250,000円から600,000円前後と高めです。そのためよいとわかっていても、なかなか設置できないという方もいることでしょう。ただラニングコストや補助金などを考えると、結果的にはエコキュートの方が安くなり、効果を感じている方が多くいるのです。

6. 電気温水器からエコキュートにする時の注意点

電気温水器からエコキュートにする際には、注意点があります。以下より詳しく解説していきましょう。

6-1. オール電化にした方がメリットも高まる

もちろんエコキュートだけを導入することもできますが、トータルでの節約を考えると一概にそうとはいえません。エコキュートを含めて家全体のオール電化を検討した方が、最終的にはランニングコストをふくめて大きな節約ができるといえるでしょう。

6-2. 配管の洗浄の必要性

風呂とエコキュートは配管によってつながっていて、お湯が循環していない場合水が配管にとどまり、汚れなどが付着しやすくなります。そのため汚れが蓄積すると、つまりの原因となってしまうのです。エコキュートを導入する場合、定期的に配管部の洗浄が必要になります。そのため最近では自動洗浄機能がついたものも販売されているので、洗浄に自身がない場合は自動洗浄機能つきのエコキュートがよいでしょう。

6-3. 定期点検なメンテナンス

エコキュートの寿命は10年から15年といわれています。しかし定期的なメンテナンスや手入れをすることで、その寿命を延ばすことが可能です。エコキュートは電気ですべてが管理されているため、漏電の危険性やタンク内の圧力の維持装置などを、プロの手によって定期的にチェックしておく必要があります。

7. まとめ

エコキュートも電気温水器も、電気を使ってお湯を沸かすという点では同じです。しかしエコキュートは外気を取り込んだうえで温水を作るので、完全に電力に頼る電気温水器よりもランニングコストが安くなります。ただし設置するためには設置場所の確保をして、場所などをよく検討しなければなりません。初期投資が高いといわれていますが、自治体などの補助金を利用すれば、比較的安価に設置できるでしょう。 「株式会社プロテック」は、今話題のエコキュートとくにコロナと日立製品を中心に取り扱っております。堺市を拠点にサービスを提供していますが、大阪府そして和歌山県まで出張いたします。お困りの際にはぜひともお気軽にご相談ください。